種類雑多の野菜を一口大に切って、弱火でコトコト。野菜からの滋養とうまみが引き出され、やさしい味わいのスープに仕上がります。おいしいスープを作るなら、野菜の種類は5種類以上用意してあげると、複雑で味わい深く仕上がります。ねぎの葉の青い部分、にんじん・大根のへたなど、ふだんは捨ててしまう部分が手元にあるなら、一緒に入れて、だしにしてしまいましょう。意外なところでとうもろこしの芯やりんごの芯も良い「だし源」になります。
ミネストローネと名乗りたいところなのですが、トマトの使用量が少ないので、トマトスープとなりました。ミネストローネと言えば、トマトの水煮缶をしっか り使って作る一品ですが、トマト特有の酸味が白いご飯にあまり合わないので、我が家では生のトマトを少量使って、スープにしています。トマトはうまみ成分 のグルタミン酸が含まれているので、スープにすると味がグッとよくなるところが気に入っていて、よくスープに使用しています。
・にんにく…1/2片
・たまねぎ…1/4個
・じゃがいも…1個
・ごぼう…1/2本
・れんこん…5-10㎝くらい
・にんじん…1/2本
・大根…5-10㎝くらい
・しめじ…1/4株
・トマト…1/2個
・もち麦…大さじ2
・塩…小さじ1-2
・きび砂糖…小さじ1/2
・ブラックペッパー…適宜
・パセリ…適宜
*あればねぎの青い部分、大根のへた、にんじんのへたなど
**野菜はトマト以外、小さく切ったものがお茶碗一杯になるくらいが目安量です。手元にある野菜の量を見て、調整してみてください。
にんにくの底を切り落とし、皮をむいたら半分に切って芯を取り除き、みじん切りにします。玉ねぎは皮をむいて、大き目のみじん切りにし、じゃがいもは皮をむき、一口大のさいの目切りします。
ごぼうは皮を包丁の背でこそげ、一口大の乱切りに、れんこんは皮をむき、一口大の乱切りにし、両方とも変色防止のため水につけておきます。
にんじんと大根は皮をむき、一口大のさいの目切りにします。トマトは皮をむき(むかなくても◎)、一口大に切ります。(煮たら形が崩れるので適当で◎)
厚手の鍋にサラダ油とにんにくを入れて、弱火でじっくりとにんにくに火を入れます。
水、野菜(ねぎの青い部分などもあれば投入)、しめじ、塩、きび砂糖を入れて火にかけます。沸騰しそうになったら弱火にしてもち麦を入れ、30分煮込みます。
味を見て足りないなら塩とブラックペッパーを足して、盛り付けて、パセリを散らしてできあがりです。