スウェーデン発祥のじゃがいも料理、ハッセルバックポテト。皮つきのじゃがいもを端から2-5mm幅で切れ目を入れたものを、オーブンで焼いていただく一品です。皮がパリパリ、果肉がサクサクほっくり! オーブンに入れておけばいいだけの一品です。
作り方のポイントは2つ。
・下部を残して全部切ってしまわないこと。
→繋がっていることで見た目にボリューム感が!
・切ったじゃがいもを水に浸けて、でんぷん質を抜いてあげること。
→じゃがいものでんぷん質が残ったままだと、断面がくっついたままになってしまい、焼いたときに切れ目が開かないからです。
今回は沖永良部島産の「デジマ」で作っております。デジマは玉が大きく、皮がゴツゴツとしているのが特徴のじゃがいもです。肉色は白から淡黄で、春の新じゃがは少し粘質があるようなので、加熱するとサクサクとした食感があるかもしれません。
春先に収穫できたデジマをいただくなら、皮ごと食べられて、サクサクとした食感が活きるといいなと思い、ハッセルバックポテトにしてみました。
切れ目の入ったベイクドポテトなので、ナイフいらず。箸で好きな量を挟み取って、パクパク食べていただけたらと思います。
今回は塩バター味と蜂蜜バター味を作りましたが、ベーコンを挟んだり、チーズをふりかけてもおいしくいただけますよ。
アドバイス:デジマ以外のじゃがいもでもおいしく作れます!
・じゃがいも 大きめ…2個
・溶かしバター…大さじ4
・塩こしょう…適宜
・蜂蜜…小さじ1
※オーブンを200度に予熱します
じゃがいもを皮つきのまま、下から5mmを残すようにして、端から3mm幅の切り目を入れます。
(じゃがいもを箸の間に置くと切り落とすことがありません)
耐熱容器にのせて、30分焼きます。
A(半量の溶かしバターに塩こしょうを混ぜたもの)と、B(残りの溶かしバターに蜂蜜を混ぜたもの)を用意します。
オーブンから取り出したじゃがいもに、溶かしバターAを、もうひとつに溶かしバターBを塗ります。
オーブンの温度を180度に下げてさらに20-30分焼きます。(じゃがいもの大きさによって火の入り方が変わるので、時間は様子見て調整してみてください)