初夏も過ぎた頃、沖永良部からゴールドメーク（ホッカイコガネ）が届きました。
大人のこぶしよりも大きくて、ずっしり、ずんぐりとしたじゃがいも。
淡い褐色の皮、淡い黄色の果肉で、名前の通り黄金色にも見えるじゃがいもです。

もともと北海道ではフレンチフライ用として作られているじゃがいもですが、沖永良部のゴールドメークは甘くて、果肉がしっかりとしていて、煮たら、甘みとうまみが引き出されて、よりおいしいのではないかと思い、チャウダーにしてみました。

こちらのレシピは、じゃがいもなどの野菜を軽く炒め、オイルを絡ませてから、水から煮込むのがポイントです。水から煮ると、全体の味のベースは野菜のうまみとエビ・イカ・アサリなどの冷凍シーフードミックスだけ。これに塩ときび砂糖を加えるだけで、しっかりとチャウダーの味が決まります。

チャウダーはシチューほどのとろみはいらないので、すりおろしたじゃがいもを少量加えて、適度にとろみを実現しています。
素材だけのおいしさで作るチャウダー、ぜひお試しいただけたらと思います。

材料4人分

・じゃがいも　大きめ1個
・にんじん　1/2本
・玉ねぎ　1/2個
・しめじ　1/2株
・シーフードミックス（冷凍）　100g
・オリーブオイル　大さじ1
・水　2カップ
・牛乳　2カップ
・塩　小さじ1/2
・きび砂糖　小さじ1
・パセリ・ブラックペッパー　適宜

作り方

【1】野菜の下ごしらえをする

じゃがいの皮をむき、2/3個をさいの目切りに、1/3個はすりおろす。
にんじんも皮をむき、さいの目切りに、玉ねぎは粗みじん切りにする。
しめじは株元を切り落とす。

【2】野菜を炒める

鍋にオリーブオイルと【1】の野菜を入れ、中火で野菜に透明感が出るまで炒める。※しめじはまだです。

【3】野菜を煮る

水・塩・きび砂糖を入れ、沸騰したら弱火にしてじゃがいもが柔らかくなるまで10分ほど蓋をして煮る。
牛乳・しめじ・シーフードミックスを加え、弱火にかけながらすりおろしたじゃがいもを加える。かき混ぜてると、だんだんとろみが出てくる。
味見をして足りないようなら塩気が足りないなら塩、うまみが薄いならきび砂糖を加えて調整する。

【4】盛り付け

お椀に盛り付け、お好みでパセリかブラックペッパーを散らしていただく。